スタッフ紹介

みなさんこんにちは。

動物看護師の山本です。

日の暮れがだんだんと早くなり、秋も深まってきましたね。

 

昨年当院に仲間入りしたウサギさんです。

 

走ってもかわいい、ごはんを食べてもかわいい、毛づくろいをしても、お昼寝をしても、、、とにかく何をしていてもかわいくてたまりません。(´ー`) ずっと見ていても飽きないくらいです。(^^) 親バカですみません。

 

ケージの下に潜ってお尻が見えていました。かわいいです( *´艸`)

7か月齢になって、無事に避妊手術も終えました。

 

 

 

 

今日は、ウサギさんの食事について少しお話したいと思います。

ご存知のとおり、ウサギさんは草食動物なので、わんちゃんねこちゃんとは体のつくりが全く異なります。

草食動物であるウサギさんにとって、最も重要な栄養源は牧草(繊維質)です。

牧草は、腸内細菌のバランスを整え、消化管の蠕動運動(ぜんどううんどう)を促進します。

また、ウサギさんの歯は一生伸び続けますが、牧草は歯を正常に摩耗する(削る)役目も果たしています。

 

ペレットは、牧草で不足する栄養素を補う補助食ですので、主食はあくまでも牧草でなくてはなりません。

牧草は飽食にし、ペレットは体重の1.5%程度にしましょう。(1歳未満の成長期を除く)

例えば、体重が2kgのウサギさんの場合、ペレットの一日給与量は30gくらいが目安です。

「そんなに少なくていいの?」と思われるかもしれませんが、ペレットを食べさせすぎると肝心の牧草を食べる量が減ってしまい、様々な病気を引き起こしてしまいます。

 

来院されるウサギさんで、食欲がない、うんちの状態が良くないというケースがよくみられます。

その原因が牧草の給与不足にあります。牧草よりもペレットやその他のおやつの方が給与量が多くなり、必要な量の牧草が食べきれなくなっているのです。その結果繊維質が不足し、胃腸の動きが滞ったり、歯がきちんと摩耗されず歯並びやかみ合わせが悪くなり、食欲不振になってしまいます。

 

基本的にウサギさんは、体に良くないものが大好きです。

クッキーなどのおやつ、果物、にんじん、イモ類などの野菜、種子などは、ウサギさんは喜んで食べてくれますよね。これらは高タンパク・高脂肪・高炭水化物なのでおいしいんです。でも繊維質はほとんど入っていませんし、腸内細菌のバランスも崩しやすいのであまり与えすぎるのはおすすめしません。「野菜は食物繊維じゃないの?」と思われるかもしれませんね。だめではないのですが、牧草に比べて生野菜の繊維は柔らかく、歯を削る効果はあまりありません。

牧草を主食に、ペレットとおやつは少量与えるようにしましょう。

 

また、子ウサギの頃から牧草を食べ慣れていないと、大人になってから食べさせようとしても難しいことがあります。

ペットショップなどで新しくウサギさんを迎える方は、きちんと牧草を食べさせてあるかもチェックしてみてくださいね。(^-^)

 

 

 

☆おまけ☆

ミルクでお腹いっぱになって眠ってしましました。(˘ω˘)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2018年11月8日更新