スタッフ紹介

みなさんこんにちは。

動物看護師の山本です。

 

 

朝晩涼しくなり、過ごしやすくなってきましたね。

鈴虫の鳴き声が聴こえ、コンビニにおでんが並ぶようになり、少しずつ夏の終わりを感じるようになりました。

 

 

先日患者様からお花をいただきました。

とてもきれいで癒されています。早速院内に飾らせていただきました。

ありがとうございました。(^-^)

 

 

 

 

さて、今日はマダニについてお話したいと思います。

今年は、ヒトがマダニに噛まれてSFTS(重症熱性血小板減少症候群)に感染し死亡したというニュースを頻繁に耳にしました。

一番驚いたのは、今年7月、野良猫に咬まれてSFTSを発症したとみられる女性が昨夏に死亡していたというニュースでした。

動物を媒介してヒトにも感染する可能性があるということで、わんちゃんねこちゃんを飼われている皆さんにお伝えしたいことは、

 

・ノミ・マダニ予防薬を毎月きちんと付けること。

 

・マダニの活動は春と秋が盛んになります!今の時期もしっかり予防しましょう。

 

・猫ちゃんはできる限りお外へ出さないようにしましょう。外出自由な子は予防薬を付けましょう。

 

・お散歩から帰って来たら、マダニが付いていないチェックしてみましょう。

 

 

 

マダニは、イエダニのような微小ダニとは異なり、およそ1mmの何とか目に見えるサイズ(幼ダニ)から3~4mmの大きさ(成ダニ)です。

公園や河原の草むらや木の枝、落ち葉の裏などに潜んでいて、ヒトや動物にくっついて吸血します。

吸血する際に、マダニは様々な病原体を媒介します。

ヒトがマダニに咬まれると、SFTS、ダニ媒介脳炎、日本紅斑熱、ライム病などに感染する恐れがあります。

ただ、すべてのマダニがこれらの病原体を持っているわけではなく、例えばSFTSウィルスを持っているマダニに咬まれた場合は、感染して死亡するケースもあるのだそうです。

わんちゃんねこちゃんがマダニに咬まれると、貧血、皮膚炎、犬バベシア症などに感染する恐れがあります。

 

 

 

 

また、ペット保険会社のアイペットが、犬猫の飼い主に実施したアンケート結果では、『ペットがマダニに咬まれた経験がある』と答えた飼い主は、560人中56人。

咬まれた割合をペットの種別でみると、犬14.3%、猫5.7%。

咬まれたと思われる場所は、『公園や草むらを歩いているとき』が最も多かった、という記事を見ました。

お散歩から帰って来たら、耳や頭、目のまわり、お腹、足の指の間、背中、しっぽなどをチェックしてみてくださいね。

 

もしマダニに咬まれた場合は、マダニのくちばしががっちり皮膚に刺さっているので、無理やり自分で取り払わずに速やかに病院へ行き、適切な処置を受けるようにしましょう。

 

 

 

まずは、正しい知識を持つことと予防が大事だと思います。これからの季節、お散歩や山へ行かれる機会も多いかと思います。

秋も気を抜かずにノミ・マダニ予防をしましょうね。

 

予防薬は、首に垂らすスポットタイプ、錠剤、チュアブルタイプを取り扱っています。いつでもお尋ねください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

福岡市南区、春日市、那珂川町で動物病院をお探しの方は当院までお気軽にお問合わせください。

2017年9月19日更新