皆さんこんにちは。
少しずつ気温も下がり冬らしくなってきました。
風邪などが流行っているようですので、皆さんもお体には十分お気を付けください。
気温が急に下がり、うちの猫さんは膀胱炎になってしまい、慌てて検査とお薬を飲ませました。(´゚д゚`)
冬になると、飲水量が減っておしっこが濃くなり細菌が発生しやすくなるため、膀胱炎になる子が多いです。特に猫ちゃんは元々飲水量が少なく、ストレスにも弱いため、膀胱炎になりやすいと言われています。
尿検査は、病院で採尿して速やかに検査を実施します。15分程度で結果が出ます。ただ、再検査や経過観察の場合は、ご自宅で尿を採って持ってきてもらうことがあります。今日はそのやり方についてお伝えします。
◎わんちゃんの場合
普段ペットシーツにおしっこをする子は、ペットシーツを裏返してその上に排尿してもらいます。そうすると尿はシーツに吸収されないので、簡単に採尿ができます。
ペットシーツを、、、
裏返します☟(ツルツルの面を上にします)
お外でしか排泄しない子は、お散歩中に使い捨てのトレイ、プラスチックの容器、使わなくなったお皿、汚れていない清潔な物であればなんでもいいです。受け皿におしっこを採ります。
◎猫ちゃんの場合
一番簡単なのは、システムトイレ(上の段がスノコ、下の段がトレーという二層構造のトイレです)です。下の段に敷くペットシーツを裏返すと、採尿ができます。
ペットシーツを裏返して、、、
トイレをセットします
猫砂を使用している猫ちゃんは、ちょっと大変です。猫ちゃんがおしっこをするタイミングで、尿検査スティック(病院でお渡しします)を差し出して白いスポンジに吸収させます。デリケートな猫ちゃんは、気になってなかなかおしっこをしてくれないこともあります。どうしても採尿できない場合は、病院でカテーテル採尿や圧迫排尿をします。
採れた尿は、こぼれないように密閉容器に入れましょう。洗って乾かしたキレイなミニペットボトル、ジップロックを二重にしたり、使い捨てのカップにラップと輪ゴムをして、などなど皆さんいろんな工夫をされて持って来てくださいます。量は人間の尿検査の時と同じくらい、5~10mlもあれば十分です。
採れた尿は、時間経過とともに結晶化してしまい検査結果に影響を及ぼしてしまうため、速やかに検査をする必要があります。
なるべく30分以内に採れた新鮮尿が望ましいですが、すぐに病院へ持って来れない場合は、冷蔵庫に入れて4時間以内にお持ちください(冷やすと結晶化の進行を抑えられます)。
おしっこの仕方や色が怪しいな、と気づいたらなるべく早く病院へ連れて行きましょう。そうすると治療期間も治りも早いですし、何よりペットの子たちの苦しむ時間が短くて済みます。膀胱炎は再発しやすい病気です。日頃から、そして特に冬には気を付けて見てあげてくださいね。(o^―^o)
福岡市南区、春日市、那珂川市で動物病院をお探しの方は当院までお気軽にお問合せください。