スタッフ紹介

皆さんこんにちは。

動物看護師の山本です。

 

11月に入り、ぐっと季節が進みいよいよ冬が近づいてきましたね。

今年は例年のような残暑の厳しさも少なく、秋が長かったように感じます。

先日呑山観音寺へ紅葉を観に行ってきましたが、とてもきれいでした。(´▽`)

 

 

 

さて、寒くなってくると増えてくる病気の一つに、膀胱炎があります。

寒くなると活動量が減り、お水を飲む量も減ります。

飲水量が減るとおしっこの濃度が濃くなり、膀胱で炎症を起こす、おしっこが詰まりやすくなる、結石ができやすくなる、などの症状が出てきます。

 

以下のような様子が見られたら、膀胱炎になりかけているかもしれません。

◍いつもと違う場所におしっこをする。

◍何度もトイレに行くけどおしっこがほとんど出ていない(頻尿)。

◍おしっこが出るまでに、時間がかかる。

◍おしっこをする時、痛そうに鳴く。

◍血尿が出る。

◍おしっこがキラキラ光っている(ストルバイト結晶やシュウ酸カルシウム結晶の可能性あり)。

 

また、日頃から飲水量を気にかけて見ておくことも大事です。

「最近お水の量があんまり減ってないな。」と思ったら、おしっこはちゃんと出ているかな?とトイレをチェックしたり、

膀胱炎の予兆が見られないか、気にかけてあげてくださいね。

 

また、なかなかお水を飲まない子は、お水をたくさん飲むような工夫をするのもいいですね。

新鮮なお水を置く、立ち寄りやすい・静かな場所に設置する、部屋の数か所にお水を配置(水を飲む機会を増やす)、ぬるま湯を与える(ぬるま湯が好きな猫ちゃんもいます)、流水器でやってみる(流れる水に興味を示すことも)、お気に入りの容器(陶器がおススメ)をみつけてあげる、などなど。

私自身寒くなると、夏はあんなにがぶがぶ飲んでいた水を飲まなくなっていることにハッと気づきます。

なので今の時期は、意識して温かい飲み物を摂るよう心掛けています。☕

 

逆に、「最近いつもよりお水を飲む量が多いな。」という時は、子宮蓄膿症、腎不全、クッシング症候群、糖尿病やその他の病気の可能性もあります。飲水量は、ペットの子たちにとって、大切な健康のバロメーターの一つなんですね。

 

 

 

 

 

 

最後に、今月のおススメ本です。

『世界がもし100人の村だったら』

今自分がこうして生きていられることのありがたさと、自分に何ができるだろうと考えさせられる本でした。

本棚に置いてありますので、よかったらお手にとってみてください。(^-^)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2020年11月10日更新