みなさんこんにちは。
動物看護師の山本です。
本格的に梅雨が始まりましたね。
近所の公園にピンク色の紫陽花が咲いていました。
昔学校の先生が「土壌が酸性だったら青色、アルカリ性だったらピンク色の紫陽花が咲くんだよ」とかいう話をしていたなあ、と思い出していました。
さて、梅雨の時期になると増えてくるのが、外耳炎や皮膚のかゆみで来院されるわんちゃんです。
お耳の中や皮膚が弱いわんちゃんで、冬の間は良かったけれど最近また調子がよくないな、と思い当たることはありませんか?
なぜこの時期に増えてくるのかというと、冬の間乾燥していたお耳の中や皮膚が、梅雨の湿気の多い季節になると蒸れてじゅくじゅくしやすくなるためです。
外耳炎は、垂れ耳の子や耳の中に毛がたくさん生えていて蒸れやすいわんちゃんに多く見られます。
シーズーやフレンチブルドッグ、プードルの子は特に多い気がします。もちろん他の犬種の子でもよく見られます。
外耳炎は、放っておくと異臭とともにどんどんひどくなり、耳の穴が塞がってしまいます。
そうなる前に、定期的に通院してお耳掃除をしなくてはなりません(お耳の中に薬液を入れて洗浄します)。
症状が軽ければ、ご自宅で洗浄液で拭いてあげることも可能です。お耳に付けるお薬もあります。
元々お耳の中がじゅくじゅくする子は体質なので、治すというよりも定期的にお耳掃除をしてうまく付き合っていく、ということがほとんどです。
予防注射など他のことで来院されたわんちゃんで、お耳を診てみると『外耳炎になってますね、お耳を洗浄しておきましょう』
というケースもよくあります。お耳の中は意外と気付きにくいのかもしれませんね。
耳の中が臭う、わんちゃんがお耳をよく掻く時は、外耳炎かもしれません。
お耳の中を覗いてチェックしてあげてみてください。
今日はもう一つ、本のご紹介です。
『今日もゆくねこ』とういう本で、行橋市にある動物病院さんが作られているそうです。
イラスト入りでほのぼのとした猫カフェでの日常がつづってあります。
面白いことやなるほど~と思うことがたくさん詰まった読み応えのある本でした。
当院の本棚に飾ってありますので、ぜひ手に取ってみられてくださいね。(=^・^=)
福岡市南区、春日市、那珂川町で動物病院をお探しの方は当院までお気軽にお問合わせください。