みなさんこんにちは。
動物看護士の山本です。
春のような陽気な日もあれば、また急に寒くなったりと、三寒四温の日々が続いていますね。
日没もだんだんと遅くなり、少しずつ春の訪れが近づいています。
私事ですが、先日軽度の食中毒にかかり大変な目に合いました。
寒いからとすぐに冷蔵庫に入れなかった二日越しのカレーが原因だったようで。。
嘔吐、下痢、発熱、全身の痺れ、頭痛、腹痛に苦しめられました。病気の方の気持ちが痛いほどわかった二日間でした。(;´Д`)
病気のわんちゃんねこちゃんも、温めてほしい、そっとしておいてほしい、柔らかな毛布にくるまりたい、などと思っているのかもしれないなあと考えたりしました。
さて、猫ちゃんの病気で群を抜いて多いのが(よく診察に来られる病気の一つに)、慢性腎臓病があります。
年をとるにつれて、多くの猫ちゃんは腎臓の機能が低下していきます。
慢性腎臓病は、とくに7歳以上の中高齢の猫ちゃんによくみられる病気と言われています。
この病気は、徐々に腎臓の機能が失われていく病気で、一度かかると完全に治すことはできません。
はっきりとした症状がすぐには出ず、静かに進行していくため、とても気づきにくい病気です。
腎臓病を疑う症状が出てきたときには、腎臓の機能の70%以上が失われていることも多く、もっと早く気付いてあげればよかった。。というケースがよくみられます。
完全に治すことはできなくても、治療によって残された腎臓の機能を守り、病気の進行を遅らせることはできます。早期発見が大事です!
高齢になったせいかな?と病気のサインを見逃してはいないでしょうか?
お水をよく飲む、おしっこの回数が増えた、やせてきた、毛並みが悪くなった、うんちが硬くなってきた、嘔吐
などの症状が見られたときは、慢性腎臓病にかかっているかもしれません。
このような症状がみられた場合は、なるべく早く受診されることをお勧めします。
福岡市南区、春日市、那珂川町で動物病院をお探しの方は当院までお気軽にお問合わせください。