スタッフ紹介

みなさんこんにちは。

動物看護師の山本です。

 

先日佐賀のバルーンフェスタへちょこっとだけ行って来ました。

青空いっぱいに広がるバルーンがとてもきれいでした。

 

 

今朝は吐く息が白くなり、急に冬がやってきましたね。

全国的にもぐっと気温が下がり冷え込むようです。風邪などひかれませんようお気を付けください。

 

 

 

 

よく患者様から「この子の適正体重はどれぐらいですか?」「うちの子は太りすぎですか?」とご質問されることがあるので、今日は適正体重についてお話したいと思います。

 

私たちがワンちゃんネコちゃんたちの適正体重を判断するときは、ざっくり言うと脂肪の付き具合を触って、太りすぎか痩せていないかを判断しています。

 

肋骨のあたりを触ると、薄い脂肪の下に肋骨がかすかに触れてわかるぐらいで、かつ上から見たときにウエストのくびれがわかるぐらい、がベストです。

肋骨が触ってもわからないぐらい脂肪がついていて、ウエストにくびれがない状態は太りすぎです。

逆に皮下脂肪がなく、肋骨が浮き出ているのは痩せすぎです。

 

これならご自宅でも、だいたい太りすぎかそうでないかの判断はできそうですよね。

また、定期的に体重を測ってみて適正体重を把握しておくのも良いと思います。

ご自宅であれば、ワンちゃんネコちゃんを抱っこしたままヒト用の体重計に乗り、その後ヒトの体重を差し引いて計算すれば体重が測れます。もちろん当院へ体重を測りに来ていただいても構いません。(^-^)

 

 

人間と同じで、ワンちゃんネコちゃんも太りすぎや痩せすぎは健康によくないばかりか、様々な病気にかかりやすくなります。

痩せすぎよりも、太りすぎな子が多い傾向にあるように感じます。

太りすぎると、体重を支えきれず関節や腰を痛める、心臓に負担をかけてしまう、糖尿病などの原因になることがあります。

 

では、なぜ太ってしまうのでしょうか。

体質や避妊去勢手術後に太りやすくなるのももちろんですが、一番は食生活と適度な運動です。

ワンちゃんネコちゃんたちは、自分で食べる物や量を決めていないですよね。飼い主様が選んだ食べ物を与えられた分だけ食べています。

つまり、飼い主様次第で体重コントロールができるということです。

 

可愛さのあまり、フードやおやつをたくさん与えてしまったり、人間の食事を与えてしまうなど偏った食生活によって不健康になってしまっては、本も子もないですよね。

なるべく基本はドライフードを、もちろんバランスがとれていれば手作りのご飯でも良いかと思います。

手作りされるときは、脂身の多い牛豚肉は避けて、鶏の胸肉やササミ、お野菜、穀類、イモ類等をバランスよく摂りましょう。

おやつやヒトの食べ物も、ごくたまに少量であれば問題ないと思います。

 

太り気味の場合は、フードの量を見直してみたり、ダイエット用のフードに切り替えてみましょう。

 

ワンちゃんネコちゃんの食生活と体重管理は、飼い主様の手にかかっています。

食生活と体重管理は、飼い主様だけが与えることのできる健康で長生きするための最高のプレゼントかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

福岡市南区、春日市、那珂川町で動物病院をお探しの方は当院までお気軽にお問合わせください。

2017年11月19日更新